カテゴリー別アーカイブ : お知らせ

Quanxin Wang, Hisashi Tanigawa, and Ichiro Fujita (2016) Cerebral Cortex

2016年6月14日    Quanxin Wang, Hisashi Tanigawa, and Ichiro Fujita (2016) Cerebral Cortex

◆ 大脳皮質の中には美しい構造が埋め込まれている。錐体細胞が持つ水平軸索の分枝パターンはその一つ。そのパターンは、初期視覚野(写真上)と視覚連合野(写真下)では大きく異なり、それぞれの領域での情報処理にとって意味のある構造特徴を持つ。これらのパターンが生後、どのように発達して形成されるのかを明らかにした論文を発表した。Quanxin Wang, Hisashi Tanigawa, and Ichi […]

Fujita & Doi (2016)

2016年6月11日    Fujita & Doi (2016)

◆ 本研究室の研究テーマの一つ「両眼立体視」に関する私たちのこの10年の成果をまとめ、立体視を可能にしている計算アルゴリズムとその結果としての知覚との間の関係についての仮説を提唱した論文が公刊された。Fujita I & Doi T (2016) Weighted parallel contributions of binocular correlation and match signa […]

2015年8月27日    Tanaka S, Fujita I (2015) Computation of object size in visual cortical area V4 as a neural basis for size constancy. J Neurosci, 35: 12033-12046.

向こうから歩いてくる人を見ているとき、その人の像は網膜の上でだんだん大きくなっている。にもかかわらず、その人が大きくなっていくようには感じない。この現象は大きさ恒常性と呼ばれる。ものの大きさを知覚するときに、私たちの脳が物体の網膜像の大きさに加えて距離も考慮に入れていることをこの現象は意味している。 たとえば、左図は何の変哲もない状景だが、白線の上にたっている人物の像をコピーして奥に貼り付けると( […]

2015年3月27日    「脳がつくる3D世界」の刊行に合わせた講演会が開かれます。

◆ 「脳がつくる3D世界」の刊行に合わせた講演会が開かれます。 講演: 藤田一郎「3D世界を見せる脳のからくり~立体視のなぞとしくみ」 日時: 2015年4月25日(土曜日) 開場14:30、開演15:00 場所: MARUZEN & ジュンク堂書店 梅田店 7階イベントスペース 参加費:無料 定員: 30名(定員になり次第、〆切)(電話予約または1階レジにて) 問い合わせ: 電話 06- […]

2015年3月25日    今日は、大学全体の卒業式、各大学院の学位授与式、各学部の学位授与式が連続して行われた。

◆ 今日は、大学全体の卒業式、各大学院の学位授与式、各学部の学位授与式が連続して行われた。私は生命機能研究科と基礎工学部生物工学コースの学位授与式に出席。吹田キャンパスと豊中キャンパスを行き来した。「やるべきことをやった」学生は、ほんの一年前、いやそれどころか3ヶ月前に比べても、一皮も二皮も向けた。彼らは自信を得た。私も自信を持って送り出せる。前途における幸運を心から祈る。時々は帰って来い。

2015年3月1日    ドレスの色が人によって違って見えるのはなぜか

◆ 【ドレスの色が人によって違って見えるのはなぜか】 昨日、ランチの直後に、某TV局より電話。「前日からインターネット上で世界的に騒ぎとなっているのだが、同じドレスが白ー金の縞に見える人と青ー黒の縞に見える人がいるのはどういうことなのか」という問い合わせである。メール添付で送られてきた写真(ここを参照)を見ると、私にはどう見ても白と金。白が少し青みがかっているとは思うが金の縞が黒に見えるとは信じが […]

「脳がつくる3D世界〜立体視のなぞとしくみ」(化学同人)が出版された。

2015年2月19日    「脳がつくる3D世界〜立体視のなぞとしくみ」(化学同人)が出版された。

◆ 「脳がつくる3D世界〜立体視のなぞとしくみ」(化学同人)が出版された。立体視の心理学と神経生理学、立体映像技術の原理を解説した。専門的なところもあるが、一般読者を想定して、ごく基本的なことから書いてある。加えて、私の関心を反映して、フクロウチョウ、コミスジ、アダンソンハエトリ、カマキリ、カメレオンなどの生き物の話、ジュリアン・ビーバー、葛飾北斎、マザッチョ、レオナルド・ダビンチ、南蛮屛風、江南 […]

週刊ダイヤモンドという雑誌に、脳に関する連載コラムを書くことになった。

2015年1月23日    週刊ダイヤモンドという雑誌に、脳に関する連載コラムを書くことになった。

◆ 経済誌に記事を書くというのは初めての経験なのだが、これから5週に1度、週刊ダイヤモンドという雑誌に、脳に関する連載コラムを書くことになった。あとの4週は、大栗博司(宇宙)、巽好幸(地球)、深谷賢治(数学)、大隅典子(生命科学)の4氏がご担当。この4氏の記事を読みたいので、毎号読むことにした。

2015年1月17日    20年。あの朝、ガシャガシャと揺れ始めた本棚から、…

20年。あの朝、ガシャガシャと揺れ始めた本棚から、長年集めた昆虫の入った標本箱が落ちてくるんではないかと布団の中から眺めていた。支えるために立ち上がることもしばらくはできなかった。幸い、本棚は倒れず、標本箱も落下しなかった。階下に降りると、食器棚が倒れており、すべての食器が粉々。最低限の片付けをして、大学へ向かった。地割れがある道にも、まだ規制がされておらず、そろそろと地割れをまたいで車を走らせた […]