カテゴリー別アーカイブ : 新着論文

一次視覚野の機能構築の新たな一面を解明した論文を発表しました

2018年1月18日    一次視覚野の機能構築の新たな一面を解明した論文を発表しました

2光子顕微鏡カルシウムイメージングと符号化モデル解析手法を組み合わせて、一次視覚野の機能構築の新たな一面を解明した論文がオンライン公表されました。Ikezoe K, Amano M, Nishimoto S, Fujita I (2018) Mapping stimulus feature selectivity in macaque V1 by two-photon Ca2+ imaging: […]

青木俊太郎君、塩崎博史君の論文が出ました

2017年11月2日    青木俊太郎君、塩崎博史君の論文が出ました

両眼立体視の脳メカニズムを解明する上で、輝度反転ランダムドットステレオグラムを見たときに生じる逆転奥行き知覚(交差視差刺激が遠くに見え、非交差視差刺激が近くに見える)は重要な現象です。この研究では、この現象において逆転しているものがターゲット面と参照面の間の相対視差であって、ターゲット面の絶対視差ではないことを示しました。脳の中に、両眼相関計算とともに相対視差計算を行なっている場所があることを示し […]

小賀智文君、岡本嗣久君の論文が出ました:「一次視覚野の視野再現地図内で神経細胞の樹状突起は一様である」

2016年9月21日    小賀智文君、岡本嗣久君の論文が出ました:「一次視覚野の視野再現地図内で神経細胞の樹状突起は一様である」

◆ 一次視覚野の視野地図では、中心視部分が広い皮質領域を占め、周辺視に行くほど急速に専有面積が減っていきます。視野の中の一点が一次視覚野上でどれだけの面積を占めるか(皮質拡大率)の視野位置による変化は網膜の神経細胞の分布で一部説明できますが、それでも説明できない何倍もの開きがあり、それは脳における神経連絡の仕方が中心視から周辺視に向かって異なることを意味します。それには二つの可能性があり、その検討 […]

Quanxin Wang, Hisashi Tanigawa, and Ichiro Fujita (2016) Cerebral Cortex

2016年6月14日    Quanxin Wang, Hisashi Tanigawa, and Ichiro Fujita (2016) Cerebral Cortex

◆ 大脳皮質の中には美しい構造が埋め込まれている。錐体細胞が持つ水平軸索の分枝パターンはその一つ。そのパターンは、初期視覚野(写真上)と視覚連合野(写真下)では大きく異なり、それぞれの領域での情報処理にとって意味のある構造特徴を持つ。これらのパターンが生後、どのように発達して形成されるのかを明らかにした論文を発表した。Quanxin Wang, Hisashi Tanigawa, and Ichi […]

Fujita & Doi (2016)

2016年6月11日    Fujita & Doi (2016)

◆ 本研究室の研究テーマの一つ「両眼立体視」に関する私たちのこの10年の成果をまとめ、立体視を可能にしている計算アルゴリズムとその結果としての知覚との間の関係についての仮説を提唱した論文が公刊された。Fujita I & Doi T (2016) Weighted parallel contributions of binocular correlation and match signa […]

2015年8月27日    Tanaka S, Fujita I (2015) Computation of object size in visual cortical area V4 as a neural basis for size constancy. J Neurosci, 35: 12033-12046.

向こうから歩いてくる人を見ているとき、その人の像は網膜の上でだんだん大きくなっている。にもかかわらず、その人が大きくなっていくようには感じない。この現象は大きさ恒常性と呼ばれる。ものの大きさを知覚するときに、私たちの脳が物体の網膜像の大きさに加えて距離も考慮に入れていることをこの現象は意味している。 たとえば、左図は何の変哲もない状景だが、白線の上にたっている人物の像をコピーして奥に貼り付けると( […]