第144回 生命機能研究科研究交流会(コロキウム)開催 私たちの研究室がホストです

第144回 生命機能研究科研究交流会では、この数年来、私たちが共同研究を行っているドイツユーリッヒ総合研究機構神経科学医学研究所、アーヘン工科大学の伊藤 淳司さんにお話いただきます。体性感覚皮質バレル野に、嗅覚一次中枢である嗅球からの入力が入ってきて、呼吸リズムに合わせて活動を修飾しているという驚きの発見です。(参考文献:Ito et al., 2014. Whisker barrel cortex delta oscillations and gamma power in the awake mouse are linked to respiration. Nature Communications, 5:3572)

日 時:2016年10月5日(水)
場 所:生命システム棟2Fセミナー室 & ラウンジ (12:15~)
演 者:伊藤 淳司
(ユーリッヒ総合研究機構神経科学医学研究所、アーヘン工科大学
Institute of Neuroscience and Medicine (INM-6),
Institute for Advanced Simulation (IAS-6)・Assistant researcher)
演 題:「マウス体性感覚野バレル皮質における神経活動と呼吸リズムの同期
要 旨:体性感覚野バレル皮質は、げっ歯類においてヒゲによる触知覚の刺激が
大脳皮質 内で最初に処理される領野です。近年私たちは、この領野における振
動的な神経 活動が、呼吸のリズムと同期して変動することを発見しました。こ
の同期現象が どのようなメカニズムで生じるのかについてはいまだ不明な点も
多いのですが、 私たちの研究では、嗅覚刺激処理のセンターである嗅球からバ
レル皮質への入力 が、呼吸のリズムに合わせてバレル皮質の活動を強力に駆動
していることを示し ました。このような異種感覚間のリズミックな相互作用が
どのような意義を持つ のか、多少の憶測も交えて紹介したいと思います。

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世話人氏名 :田村 弘
Tel :7969
E-mail:tamura@fbs.osaka-u.ac.jp
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