NHK教育テレビ「サイエンスアイ」   めいぶつ研究室
1999年10月23日(土)放映




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あらすじ

藤田教授:
「物を見ることは簡単に思えるのですが、脳はその背景で膨大な計算をしているのです。」
藤田研究室では側頭葉のIT野という形の認識にかかわる領域を調べています。


IT野にはコラムと呼ばれる構造がぎっしりつまっていて、一つ一つのコラムには沢山の神経細胞が柱のように集まっています。




図形を動物に見せて、これらのコラムがどのような働きをしているか調べます。


このような装置で神経細胞の電気的な反応を調べることができます。
サルにピーマンを見せたところ、あるコラムの神経細胞に活動が起こりました。
同じコラムがマネキンの顔にも反応しました。二つの形にはどのような共通性があるのでしょうか。
実はこのコラムはマネキンの唇の形に反応していたことがわかりました。


更に調べると、コラムの細胞はこんな単純な形状に反応していました。




犬の顔に反応するコラムも、下のような単純化された形に反応するコラムであることがわかりました。
このような実験を通じ、藤田教授は異なった形に反応する200個以上のコラムを発見しました。
コラムの中の神経細胞は、広く色々な方向に神経の連絡線を持っています。 そのため、一つの図形を見せると、複数のコラムに活動が起こると考えられます。
物を見るときには、複雑な形に反応する一つのコラムが活動するのではなく、簡単な形に反応するコラムがあちこちで活動しているのです。


「脳はこれらの活動を、我々の知らないメカニズムでうまく統合して、さまざまな物体を認識していると考えています。」



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