ナノテクノロジー総合支援プロジェクトセンター文部科学省
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Japan Nanonet Bulletin 第52号 : 2004年 2月 3日
ナノインフォ
会場風景
大阪大学 柳田 敏雄 教授
大阪大学 柳田 敏雄 教授
大阪大学 難波 啓一 教授
大阪大学 難波 啓一 教授
松下電器産業株式会社 山下 一郎 主席研究員
松下電器産業株式会社
山下 一郎 主席研究員
東京大学 鷲津 正夫 教授
東京大学 鷲津 正夫 教授
九州大学 都甲 潔 教授
九州大学 都甲 潔 教授
大阪大学 藤田 一郎 教授
大阪大学 藤田 一郎 教授
 
文部科学省ナノテクノロジー総合支援プロジェクト
第一回分野横断スクール
「ナノバイオスクール」実施報告

   ナノテクノロジーにおける産学官の研究者の分野を越えた横断的な研究交流を積極的に推進するため、文部科学省ナノテクノロジー総合支援プロジェクトセンターでは、ナノテクノロジーを担う人材育成の一環として、第一回分野横断スクール「ナノバイオスクール」を平成15年12月13、14日の2日間、東京青山のホテルフロラシオン青山で開催した。受講者は、物理、化学、材料、機械、電子・情報分野等の研究者、技術者で、12名の女性を含む総勢69名、20歳から45歳まで多様な人材が集まった。

   ナノバイオスクールを企画し、講師でもある柳田先生の挨拶で始まったスクールは、ついで、難波先生を皮切りに順次6人の先生方が、ナノバイオの世界で繰り広げられている最新の研究内容について、2時間ずつの講義を行った。講師と講義の題目は次の通りである。大阪大学難波啓一教授「生体超ナノマシン」、大阪大学柳田敏雄教授「ゆらぎと生体機能」、松下電器産業株式会社山下一郎主席研究員「バイオナノプロセス」、東京大学鷲津正夫教授「DNAのモレキュラーサージェリー」、九州大学都甲潔教授「ナノ分子構造を認識する完 成バイオセンサー」、大阪大学藤田一郎教授「ニューロン、脳、心〜視覚を考える」。

   各講義の後には、受講者を始め、出席された講師の先生も参加しての質疑応答の時間がもたれたが、分野横断スクールの生みの親である東京大学榊裕之教授からも多くの質問が出されるなど、活発な議論が展開された。

   スクール終了後に行われたアンケート調査では、受講者それぞれの関心でそれぞれの講義に興味を持っていることがわかった。共通して書かれていたのは生命のすばらしさやナノマシンであるべん毛モーターの仕組みの神秘性への感動であったが、そこに迫っていく研究者の熱意、アプローチのアイデア、ユニークな考え方、さらには他分野の研究者を引き込んでいく話のうまさやユーモアにも言及していて、受講者の感動が伝わってきた。

   この「ナノバイオスクール」で得たことを今後自身の研究の中にどのように活かしていこうと思うかとの問いかけに対しては、多くの受講者が、思考の枠が取り払われ、広げることができたことを指摘し、今すぐではないが将来必ず研究展開に役立つと考えていることが示され、受講者にとって講義が単に知識として直接に役に立つばかりでなく、将来の仕事の進め方に対するヒントになったことを感じさせた。

   分野横断スクールへの今後の要望としては、スクールの地方での開催、ナノテクノロジーに関して応用の立場からの、例えば企業研究者の講師としての参加、さらにはエレクトロニクスだけでなく別の分野へのバイオの利用の話も聞かせて欲しいなど、積極的な意見が出されていた。

   なお、第一回分野横断スクール「ナノバイオスクール」で用いられた資料の一部をナノネットホームページで紹介している。

(nanonet 小澤 英一)

第一回分野横断スクール「ナノバイオスクール」



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