2013生物工学特別演習

ある日の不思議なティータイム

この映像は、2013年度生物工学特別演習の授業の一環として、学生により制作されたものです。 目の錯覚(=『錯視』)を利用した楽しいショートムービーになっており、第5回錯視コンテストにて入賞を果たしました!

この映像の中に登場する錯視の解説は、以下のページからどうぞ。

眼鏡

【どこからどう見ても眼鏡?】

動画では、一見すると本物のメガネがあるように見えますが・・・

実は、ジグザグに折り曲げたハリガネを置いていただけです!!

megane1.png

(上から見ると、こんな形に!)

このメガネを作るポイントは、視点を固定して作ることです! その状態で、メガネに見えるように折り曲げていきます。 (この微調整が難しく、地味な作業でなかなかしんどい・・・)

試行錯誤の結果・・・

megane2.png (完成)

この原理を利用した錯視をいくつか紹介します。

megane3.png

ある角度から見るとラビットの形をしているが、違う角度から見ると・・・男の人の形が! (Francis Tabary, 2013)

megane4.png

一見何が描いてあるのか分からないが・・・(右図)

真正面から見ると各部が繋がって模様が浮かび上がる!(左図) (Felice Varini, 2007)

鋭意制作中…

コップ

【コップについて】 映像中のコップは、動画を見ると分かるように、 実は本物のコップではなくぺらぺらの紙! これらをどのように作ったかを説明します。

① 本番で撮影する場所と同じ所にカメラを設置し、最終的に見せたい構図になるように「本物のコップ」を置きます。このときコップの下に紙を置いておきます。

cup1.png

② カメラから見てコップに隠れる部分と見える部分の境界をマークしていき、出来上がった紙を真上から撮影します。

cup2.png

③「本物のコップ」の写真を撮影します。この時、コップの影が収まるように紙を置いておきます(下の写真では置いていませんが)。

cup3.png

④ ②と③の画像をパソコンに取り込み、③のコップを②の輪郭にぴったり重なるように変形させます。

cup4.png

これで、完成です★ では、もう一度見てみましょう。

cup5.png

ほら、あたかもコップがそこにあるように見えますね。 この錯視を使った例としてとても面白いものがあるのでそれもご紹介しておきます。

本棚

【本棚】 映像の中であたかもふつうのサイズのように映っている本棚。 でもそれは…“ミニチュアの本棚”だった!!!!

本棚の実際の大きさはこんな感じ。

shelif1.png

写真の上方の本棚を持っている手の大きさと比べてわかるように…

かなり小さい!!!!

では、どのようにしたらあの映像のように見えたのかを簡単に説明します。

shelif2.png

画面ではこう見えていましたよね?

でも机を上から見てみると、実はこんな感じに置かれていたのです…!

shelif3.png

この図を見てわかるように、 本棚は実は人よりもずっとカメラに近いところにあるのです。

これがこの錯視に使われた “遠近法” というトリックです!! (ちなみに、遠近法とは無関係ですが本棚の手前右側の角をわざとフレームアウトさせていることも、 より本物に見せるためのポイントになっています!)

そもそもみなさん“遠近法”って知っていますか?

全く同じものが近くにあるときと遠くにあるときを考えてみてください。 遠くにあるときの方がものは小さく見えますよね。 それが遠近法です。

では、同じようにこの遠近法というトリックを用いた錯視を一つご紹介しますね。 この画像を見てみてください(動画本編も下に掲載しています)。

shelif4.png

どんな風に見えますか? 一見、壁に絵画、机の上にコーヒーカップが2つ、その横にソファ。 なんだ、普通の部屋じゃないか!と思いますよね。 でも実際はこうなっているのです。

shelif5.png

なんとソファが手で持てるほどのサイズのミニチュア!!

私たちの錯視の映像と全く同じですね! みなさん見抜けましたか?^^ ぜひ実際の映像でその全貌を見てみて下さいね\(^^)/

【絵が動く!?】 動画の最後では、絵の中の模様が動き出すという不思議な現象が起こっていました! ここでは、どのようなトリックを使っていたのか種明かしをしていきます。

今回の動画では、「平面に見えていた」絵の裏側に人が入っていました。この、立体的なものを平面に見せるという事を実現するために以下の工夫を施しました。

①偽の壁を作成 人が壁の裏側に入り込めるよう、偽の壁を作成。 さすがに本物の壁に穴を開けるわけにはいかないのですね・・・笑 また、壁紙として布で全体を覆います。

pic1.png

②偽の壁に穴を開け、裏側の人が見えるようにする 壁に穴を開けるのは中々大掛かりな作業でした!

③壁が自然に見えるよう調整する 布にシワができないように真っ直ぐに伸ばします。 また、時計をかけるなどしてさらに壁らしくなるよう心がけました。

pic2.png

これらの工夫のあとなら、壁の裏から何を出してもだいだい絵のように見えます(人が入って遊んでいる様子です。笑)

ここで一つ、オススメの作品をご紹介します。 男性が絵の中に潜り込み、奇妙な2次元の世界を体験するという動画です。 非常にユニークで、見ていると絵の中の世界に引き込まれるようです! 今回、このトリックを用いるきっかけになった動画なので、是非ご覧あれ!

Edited by Ryosuke Takeuchi, Last Update 2014-03-14

Created: 2014-03-04 Tue 12:01

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