下側頭葉皮質および一次視覚野の水平軸索結合との生後発達

王全新、谷川久、藤田一郎

科学技術振興事業団戦略的基礎研究「脳を知る」のシンポジウム”脳神経科学の最先端1998”(千里ライフサイエンスセンター、豊中) 1998.12

   生後異なる年齢のサルの下側頭葉皮質(TE)と一次視覚野(V1)に順行性トレーサー(BDA)を注入して、2/3層の内在性水平軸索の生後発達過程を調べた。生後1週齢のサルで、すでに、TEとV1の内在性水平軸索はパッチ状の集塊を形成しており、そのサイズ・数・パッチ間距離、分布範囲、分布異方性は、それぞれ、成体のTEとV1のものと変わらなかった。しかし、パッチ内シナプスボタンの分布密度は、発達に伴って領野特異的な変化を示し、TE、V1ともに、生後発達によって、成体型の構築が完成することが判明した。


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