ヒメマス性行動におよぼす脳破壊および電気刺激の影響

ヒメマスの性行動は、他のサケ・マス類と同様、雌の営巣活動および雄の求愛活動から成り立っている。このような性行動の神経的基盤を解明する第一歩として、脳の局所的破壊および電気刺激を行ない、性行動におよぼす影響について調べた。その結果、(1)雄の脳の終脳腹側野(Vv-Vs)Nucleus preopticus periventricularis(NPP)およびlateral preoptic area(LPA)を破壊すると雌に対する求愛活動が著しく阻害された。また、(2)上記の部位を電気刺激すると、雌雄とも、特定の性行動パターンが誘発されることが見出されたので報告する。


Back