生物学、脳研究、脳と心、意識、認知脳科学、神経科学、行動学、視覚、錯覚、脳の発達、脳の迷信、神経神話 [English]
大阪大学大学院 生命機能研究科 認知脳科学研究室-生命機能研究科生命機能専攻 認知脳科学研究室、大阪大学基礎工学部 システム科学科生物工学コースLaboratory for Cognitive Neuroscience

認知脳科学研究室(藤田研究室)へようこそ!

私たちは、脳のさまざまな認知機能の中でも、視覚に注目して、知覚の形成の脳内メカニズムを追求しています。とくに、両眼立体視(3Dビジョン)の脳内メカニズムの解明に力を注いでいます。生命機能研究科は他所にはないユニークな教育・研究・運営形態をとり、活発な研究グループの集まった大学院です。脳研究を行っている多くの研究室があり、脳や神経の秘密の探究を行いたい若者にとって、すばらしい勉学・研究環境です。

教授 藤田一郎
〒565-0871 吹田市山田丘1-4
大阪大学大学院生命機能研究科
脳情報通信融合研究センター 2B1-2
認知脳科学研究室
E-mail: fujitafbs.osaka-u.ac.jp
ご連絡は電子メールにてお願いいたします
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教授エッセイ
= 摩天楼の謎の小部屋 =
重たげな長いまつげ。毛玉のついた角。モグモグ動く鼻の下。長い首、長い足。キリンは魅力あふれる動物だ。その姿は、子供たちを含め多くの人を惹きつける。きっと誰もが、...
(2012/01/01) エッセイ一覧

お知らせ

◆ 大脳皮質の中には美しい構造が埋め込まれている。錐体細胞が持つ水平軸索の分枝パターンはその一つ。そのパターンは、初期視覚野(写真上)と視覚連合野(写真下)では大きく異なり、それぞれの領域での情報処理にとって意味のある構造特徴を持つ。これらのパターンが生後、どのように発達して形成されるのかを明らかにした論文を発表した。Quanxin Wang, Hisashi Tanigawa, and Ichiro Fujita (2016) Postnatal Development of Intrinsic Horizontal Axons in Macaque Inferior Temporal and Primary Visual Cortices. Cerebral Cortex first published online April 24, 2016 doi:10.1093/cercor/bhw105
pdfはこちら

(2016/06/14)
◆ 本研究室の研究テーマの一つ「両眼立体視」に関する私たちのこの10年の成果をまとめ、立体視を可能にしている計算アルゴリズムとその結果としての知覚との間の関係についての仮説を提唱した論文が公刊された。Fujita I & Doi T (2016) Weighted parallel contributions of binocular correlation and match signals to conscious perception of depth. Phil Trans R Soc B 371: 20150257. である。オープンアクセスになっていないが、著者からpdfを配ることは推奨されている。ご関心の方は、pdfをご請求ください。なお、ジャーナルウエブサイトはここ。なお、プレプリント(原稿pdf)であれば、こちらで入手可能です。

(2016/06/11)
◆ 来週火曜日、中ノ島のリーガロイヤルホテルで話をします。詳細はここ

(2016/06/11)
向こうから歩いてくる人を見ているとき、その人の像は網膜の上でだんだん大きくなっている。にもかかわらず、その人が大きくなっていくようには感じない。この現象は大きさ恒常性と呼ばれる。ものの大きさを知覚するときに、私たちの脳が物体の網膜像の大きさに加えて距離も考慮に入れていることをこの現象は意味している。

たとえば、左図は何の変哲もない状景だが、白線の上にたっている人物の像をコピーして奥に貼り付けると(中央図)、この人物は巨人のように見える。一方、手前に貼り付けると(右図)、この人物は小人のように見える。これは、この写真に含まれる線遠近やきめの勾配、陰影といった手がかりを使って私たちの脳が距離を推定し、その情報を加味して大きさを知覚しているからだ。物体までの距離が変わった時に起きるはずの網膜像の大きさ変化を無視して画像を作ったため、大きさ恒常性が起きず、異常な大きさに感じるのである。

像の大きさと距離の両方が大きさの知覚を決めていることは、2000年も前にプトレマイオスも気づいていた。だけど、網膜像の大きさ情報と距離情報が脳の中のどこで、どのように相互に作用するのかはずっと不明のままだった。大学院生だった田中慎吾君(現、玉川大学)と一緒に行った研究で、V4野と呼ばれる視覚野の神経細胞が、この知覚現象を説明する特性を持つことを示した。今日、Journal of Neuroscience誌のオンラインに載った。10年来の仕事なので、率直に言って、うれしいというよりほっとした。(編集者のコメント欄This week in the Journalの対象論文になっている。こちら)(大学からの広報はこちら

Tanaka S, Fujita I (2015) Computation of object size in visual cortical area V4 as a neural basis for size constancy. J Neurosci, 35: 12033-12046.

やっぱり嬉しいのかな。ここで皆さんに紹介したいと思うくらいなんだから。

(2015/08/27)
◆ 「脳がつくる3D世界」の刊行に合わせた講演会が開かれます。

講演: 藤田一郎「3D世界を見せる脳のからくり〜立体視のなぞとしくみ」
日時: 2015年4月25日(土曜日) 開場14:30、開演15:00
場所: MARUZEN & ジュンク堂書店 梅田店 7階イベントスペース
参加費:無料
定員: 30名(定員になり次第、〆切)(電話予約または1階レジにて)
問い合わせ: 電話 06-6292-7383

詳細: こちら
(2015/03/27)
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